函館市にお住いの皆様、はじめまして、認知症専門ナースケアマネの市村幸美です。
函館市出身で、東京で看護師として経験を経て2017年より函館に拠点を戻しで活動しています。

認知症ケアの質を高め、他の事業所と差別化を図りたい函館市の介護事業所向けに、認知症ケアの出張講座を提供しています。

看護師として、認知症治療病棟、デイサービス、訪問入浴、ショートステイ、在宅介護支援センターなど、さまざまな現場で認知症の人と関わってきました。

1990年以降、認知症ケアへの注目が集まるようになり、認知症に関するセミナーや資格が増え、認知症ケアの質は上がったと言われていますし、肌で感じています。しかし実際は、専門職のケアの質が認知症の人の多様性に追いついていないのが現状です。

また派遣看護師として40ヶ所以上の介護事業所を経験して感じたのは、事業所の質の格差がどんどん広がっているということです。
利用者の満足度と職員の満足度がどちらも高い事業所もあれば、職員が定着せず利用者からのクレームが絶えない事業所もあります。

理由はさまざまですが、職員の「スキルアップしたい」という想いを事業所がサポートできているというのがひとつのポイントになると感じています。

現在セミナー講師として主に関東や関西を回っていますが、同じ事業所から数名参加されるような事業所があります。そのような事業所に勤務する職員は、「仕事が楽しい」「今の職場が好き」と話す人が多いです。

介護職に必要なスキルや知識はたくさんあります。そのなかで、認知症ケアは介護職に欠かすことのできない専門分野になります。

認知症ケアは経験だけでやっていると無意識に不適切なケアに移行してしまう怖さがあります。

認知症ケアだけに限ったことではありませんが、医療や介護・福祉に関わる私達のような職種は、相手の弱さに付け込まない、利用しないという倫理観が絶対的に必要です。

介護現場で認知症の人に対する倫理観を持つ続けることができるかは、事業所全体が持つ倫理観が大きく影響します。この倫理観を持ち続けることが、利用者の満足度や利用者の新規獲得にもつながることを意識していく必要があります。

例えば認知症の人に不適切な発言をしている職員がいたとします。そのような対応を認知症ではない利用者はどんな思いで見ていると思いますか?「自分は認知症じゃなくてよかった」「認知症にはなりたくない」「認知症になったらあんな扱いをされるのか」「認知症になったら他の所に行きたい」という気持ちになるのではないでしょうか?逆に認知症の人に対してて適切なケアが行われていたら、口コミで広がり新しい利用者が増えます。

目の前の短期的な物事にとらわれず、長期的な職員満足、利用者満足を考えていく必要があるのではないでしょうか?自分が認知症になったら、自分の事業所に見てもらいたいと思える事業所が函館に増えてほしいというのが私の想いです。

そのために私が今まで学んできた知識が皆様のお役に立てればと思い、このような出張講座の活動をはじめました。